歯科矯正で輪郭が変わるって本当?顔の変化が現れやすい3つの症例で解説!

「歯科矯正で輪郭が変わった」
このような話を聞いて本当なのか気になる人もいるでしょう。
結論からいうと、歯列矯正で輪郭が変わることがあります。本記事では、歯科矯正で輪郭が変わる理由やどのくらい変化するのかなどををわかりやすく解説します。
また、逆に顔が歪んでしまうのが怖い方に向けて、どのようにすれば失敗しないかも紹介するので、これから歯科矯正に臨む方は必見です。
目次
- 歯科矯正によって輪郭が変わる?
- 歯科矯正で輪郭が変わるのはどうして?4つのパターンから理由を解説
- ①【Eラインの改善】歯並びが整って横顔が綺麗に見える
- ②【エラ張りの改善】噛む力が整ってエラ張りが解消される
- ③噛み合わせが良くなり、顔の筋肉の歪みが改善される
- ④前歯の位置が変わって口や唇の形が変わる
- 歯科矯正で輪郭が変わるのは約半年から1年後!
- 歯科矯正で輪郭が変わりやすい3つの症例
- ①出っ歯・口ゴボ
- ②受け口
- ③過蓋咬合(噛み合わせが深い)
- 輪郭以外も!歯科矯正で現れる6つのポジティブな変化
- ①口が閉じられる
- ②表情が良くなる
- ③滑舌が良くなる
- ④姿勢が良くなる
- ⑤ダイエットにつながる場合も
- ⑥オーラルケア意識の変化
- 歯列矯正で顔が歪むことも?
- 歯科矯正による輪郭の歪みを防ぐに は矯正前のシミュレーションがカギ!
- Oh my teethの3Dシミュレーションで矯正後の輪郭や骨格の変化をイメージしてみませんか?
結論から言うと、歯科矯正をすると輪郭が変わることがあります。
まずは、実際に歯科矯正をした人にどのような変化が現れたのか、SNSに投稿されていた画像を紹介します。
この方は横顔の輪郭の変化がはっきりとみられます。
体重は同じということですが、下顎のラインがくっきりと現れていて小顔に見えますね。
この方も顎のラインに変化が出てスッキリとした輪郭に変わったことがわかります。
矯正前は少し出っ歯で開咬(前歯が噛み合わない)が見られる状態でした。抜歯ありのワイヤー矯正をされていたようです。
歯科矯正で歯が本来の位置に戻ると、輪郭が変わることがあります。その理由を、4つのパターンから解説していきます。
①【Eラインの改善】歯並びが整って横顔が綺麗に見える

顔を横から見たとき、鼻先と顎先を結ぶラインを「Eライン」と呼び、これは美しい横顔の基準とされています。
しかし、歯並びが悪いと口元が前に突出し、Eラインが崩れて見えることがあります。たとえば、出っ歯の場合、上の前歯が前方に突き出るため、口を閉じても口元全体が前へ押し出され、横顔のバランスが乱れがちです。
このような場合、歯科矯正によって前歯を適切な位置に戻すと、突出が改善され、口元がスッキリ整います。結果として、Eラインに調和したバランスのよい横顔が形成されるのです。
②【エラ張りの改善】噛む力が整ってエラ張りが解消される
噛み合わせが深く、常に強く噛み込んでいる状態の人は、咀嚼時の負担が大きくなりがちです。
特に、奥歯を強く噛み締める癖があると、頬からエラのあたりにある「咬筋(こうきん)」という筋肉が発達し、結果としてエラが張ったように見えることがあります。筋トレで筋肉が鍛えられるのと同じ原理で、過剰に使われた咬筋が発達し、輪郭が角ばった印象になってしまうのです。
歯科矯正によって噛み合わせが整うと、特定の筋肉にかかる負担が軽減され、過剰に発達した咬筋が徐々に緩みます。
その結果、エラの張りが目立ちにくくなり、輪郭がシャープに見えるようになります。
ただし、エラの張りには「筋肉の発達」によるものと「骨格の形」によるものがあり、骨格が原因の場合は矯正だけでの改善は難しいため、外科手術が必要になるケースもあります。

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③噛み合わせが良くなり、顔の筋肉の歪みが改善される
歯並びが悪いと、上下の歯が均等に噛み合わず、噛みやすい側と噛みにくい側が生じることがあります。
そして、特定の側ばかりを使って噛む状態が続くと、使用頻度の高い方の咀嚼筋(そしゃくきん)が発達し、逆にあまり使われない側の筋肉は衰えやすくなります。
その結果、顔の輪郭が左右非対称になり、顔全体のバランスが崩れることがあるのです。
歯科矯正によって噛み合わせが整うと、左右両方で均等に噛めるようになり、特定の筋肉だけに負担がかかることがなくなります。
これにより、発達しすぎた側の筋肉が徐々に緩み、逆にあまり使われていなかった側の筋肉が適度に鍛えられることで、輪郭の歪みが整うのです。
④前歯の位置が変わって口や唇の形が変わる
前歯の位置は、口元の印象を大きく左右します。
特に、出っ歯やすきっ歯などの歯並びの乱れがあると、前歯が邪魔をして唇が閉じにくくなったり、無意識に口元に力が入ったりすることがあります。その結果、口元が突き出たように見えたり、唇の形が歪んで見えたりしてしまうのです。
歯科矯正によって前歯の位置が適切な位置に移動すると、口を閉じる際の負担が軽減され、自然な唇の形に近づいていきます。
さらに、噛み合わせが正しくなると、唇や口周りの筋肉のバランスも整い、リラックスした状態で口を閉じやすくなるでしょう。
これにより、矯正前は意識しないと口が開いてしまっていた人でも、自然に唇を閉じられるようになり、口元の印象が大きく改善されることが期待できます。
「矯正を始めたら、すぐに顔が変わるの?」と気になる方も多いでしょう。歯科矯正の変化はじわじわと進み、輪郭の変化を実感しやすいのはおよそ半年〜1年後です。
歯は1ヶ月に約0.3〜1mmほどしか動かないため、短期間で劇的に変わることはありません。
しかし、その「少しずつ」の積み重ねが、確実に顔立ちを整えていきます。ふと鏡を見たとき、「あれ?口元がすっきりした」「フェイスラインが引き締まった気がする」と気づく瞬間がやってくるでしょう。
また、変化の現れ方には個人差があります。
歯並びが整うことで直接輪郭がシャープになる人もいれば、噛み合わせが改善され、筋肉のバランスが整うことで徐々に輪郭が変わる人もいます。後者の場合は時間がかかるものの、より自然でバランスのとれた変化が期待できます。

歯科矯正ってどれくらいで変化する?変わらない4つの理由
歯科矯正で輪郭が変わりやすい症例には、次の3つがあります。詳しく解説していきましょう。
①出っ歯・口ゴボ

出っ歯や口ゴボは、特に歯科矯正で変化が出やすい症例です。
出っ歯や口ゴボは、上の前歯や上下の歯が前に突き出している状態を指します。
口が閉じにくく、無理に閉じようとして鼻の下が伸びたり、唇に力が入りすぎて顎にシワができたりすることがあります。
このような状態が続くと、口元の印象が強調され、輪郭にも影響を与えることに。しかし、歯科矯正によって前歯の位置が適切に整うと、口を自然に閉じやすくなり、口元がスッキリとします。
②受け口

受け口も、歯科矯正で輪郭に変化が出やすい症例の一つです。
受け口は、下の歯が上の歯よりも前に出ている状態で、噛み合わせが逆になることで大きく口元が突出します。口を閉じたときに下顎が前に出るため、顎のラインが強調されて顔全体のバランスが崩れて見えることも。
歯科矯正で下の歯を適切な位置に移動させると、口元の突出感が解消され、自然な横顔に近づきます。
また、噛み合わせが整うことで顎周りの筋肉の緊張も緩み、フェイスラインがすっきりとすることもあります。
③過蓋咬合(噛み合わせが深い)

過度に噛み合わせが深い「過蓋咬合(かがいこうごう)」も、歯科矯正で輪郭に変化が出やすい症例の一つです。
過蓋咬合とは、上の歯が下の歯に深く被さっている状態を指します。
歯並びに大きな乱れがなくても、噛む力が強くなりやすく、顎の筋肉が過度に発達することでエラが張ったような輪郭に。
歯科矯正で噛み合わせのバランスを整えると、咀嚼時の負担が分散され、特定の筋肉にかかる負荷が軽減されます。その結果、エラの張りが和らぎ、フェイスラインがすっきりとする可能性が高いです。

歯列矯正は輪郭以外にも変化が現れることがあります。具体的に6つの変化を紹介します。
①口が閉じられる
歯並びが整うと、余計な力を入れなくても自然に口を閉じられるようになります。
特に、出っ歯や口ゴボだった人は、矯正後に口を閉じることが楽になったと実感することがあります。
また、口元の緊張がなくなると、表情も自然になり、リラックスした印象を与えやすくなります。
②表情が良くなる
歯並びが整うと、表情が良くなることが多いです。
矯正前は無意識に口元を隠していた人も、歯並びが改善されることで自信を持って表情を見せられるようになります。
また、口元のコンプレックスがなくなると、人前で話す際に強張っていた顔がほぐれ、笑顔も柔らかくなります。
自然な笑顔が増えることで、周囲からの印象も明るくなり、よりポジティブなコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。
③滑舌が良くなる
歯科矯正は見た目だけでなく、発音や発声にも影響を与えます。
歯並びが整うことで歯と歯の隙間がなくなり、空気が抜けるのを防げるようになります。
また、噛み合わせのズレが改善されることで舌の動きがスムーズになり、発音しにくかった音がはっきりと発せられるようになります。
その結果、会話がしやすくなり、なおかつ相手にも聞き取りやすい声になるため、コミュニケーションがよりスムーズに進むでしょう。
④姿勢が良くなる
歯並びと姿勢は深く関係しており、噛み合わせが悪いと無意識 のうちに首や背中に負担がかかって姿勢が崩れることがあります。
歯科矯正によって噛み合わせが整うと、顎や首のバランスが改善され、自然と正しい姿勢を維持しやすくなります。
また、姿勢が良くなることで肩こりや頭痛、腰痛の軽減につながることも期待できるでしょう。
⑤ダイエットにつながる場合も
歯列矯正中に食事のスタイルが変化し、ダイエットに成功した方も少なくありません。
歯並びが整うと食べ物を噛みやすくなります。その結果、よく噛む習慣がつくことで満腹感を得やすくなり、食事の量が自然と抑えられることがあります。
さらに、歯並びのコンプレックスが解消されることで自己肯定感が高まり、美容や健康への意識向上も期待できるでしょう。

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⑥オーラルケア意識の変化
歯科矯正を成功させるためには、虫歯や歯周病を防ぐた めに丁寧な歯磨きが欠かせません。
それにより、自然と歯磨きを丁寧にしたり、フロスや歯間ブラシを使う習慣がついたりします。
さらに、口元の美しさを保ちたいという気持ちから、ホワイトニングやクリーニングに興味を持つことも多くなります。
歯並びが整ったことで自分の歯に対する意識が高まり、より健康的で美しい口元を維持しようとする意欲につながるのも、矯正後の大きな変化の一つです。
歯列矯正で横顔がきれいになったり輪郭がスッキリしたり、良い変化がみられた人もいる一方で、好ましくない変化が現れることもあります。
例えば、矯正後に「頬がこけた」と感じる方がいます。
これは、抜歯矯正をした場合に見られる現象で、余分な歯を抜いた分、飛び出ていた口元のボリュームが減り、矯正後に頬がこけたように感じるのです。
また、噛み合わせの改善によってエラ張りが解消したものの、そのエラ張りの解消に左右差ができ、結果的に輪郭が歪んで見えることもあります。

「歯列矯正でブサイクになったって本当?」原因や対処法を解説

歯科矯正による好ましくない輪郭の変化を防ぎ、理想的なものにするためには、事前のシミュレーションが重要です。
矯正によって歯の位置が変わると、口元やフェイスラインにも少なからず影響が出ます。
そのため、治療前にどのような変化が起こるのか、歯だけでなく輪郭も含めて医師と確認しておくことで、仕上がりのイメージと実際の変化とのズレを防ぎやすくなります。

Oh my teethの3Dシミュレーションなら、矯正後 の輪郭や口元の変化を事前にイメージできます。
最新のデジタル技術を活用し、自分の歯がどのように動き、そして輪郭や口元にどのような変化が起こるのかを視覚的に確認が可能です。
そのため、「思っていたのと違った」というリスクを減らせます。
さらに、Oh my teethは原則通院不要でLINEを用いたオンライン診療にも対応しています。忙しい方でも気軽に矯正相談が可能です。
まずはOh my teethの無料相談を活用し、矯正後の自分の歯並びや輪郭の変化をシミュレーションしてみませんか?