部分矯正で前歯だけを矯正!適応症例から治療方法まで詳しく解説
「前歯2本だけ部分矯正したい…」
「前歯だけを部分的に矯正で治せる?」
「前歯の部分矯正はどのくらい費用がかかる?」
このような疑問を解決しながら、前歯の部分矯正で適応できる症例・できない症例をご紹介。前歯の歯並びが悪い状態は、放置することでリスクや影響があるため、部分矯正がおすすめです。
部分矯正の種類や費用もわかるので、これから矯正をはじめたい方はぜひ参考にしてください。
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- 部分矯正とは?
- 部分矯正できる範囲は犬歯~犬歯の間にある計6本
- 部分矯正と全体矯正との違い
- 前歯の部分矯正で適応できる症例
- 軽度の乱杭歯・叢生
- 軽度のすきっ歯
- 軽度の出っ歯
- 軽度の反対咬合
- 矯正の後戻り
- 前歯の部分矯正で適応できない症例
- 重度の乱杭歯・叢生
- 骨格的な問題
- 歯周病や歯根破折
- 開咬(オープンバイト)
- 部分矯正にかかる費用や期間の目安
- 部分矯正で前歯を矯正するメリット・デメリット
- メリット
- デメリット
- 前歯だけを部分矯正する場合の治療方法
- ワイヤー矯正
- マウスピース矯正
- セラミック矯正
- 前歯だけを部分矯正する場合の治療の流れ
- 1.カウンセリング
- 2.精密検査・診断
- 3.契約
- 4.治療開始
- 5.保定期間
- 部分矯正で前歯が整った症例4つ【写真あり】
- ①下の前歯のガタガタが改善した症例
- ②上の前歯のズレが改善した症例
- ③出っ歯が改善した症例
- ④前歯のすきっ歯が改善した症例
- 前歯の歯並びが悪いのを放置するリスクと影響は?
- 虫歯・歯周病になりやすい
- 前歯が欠けたり割れたりしやすい
- 顎関節症になりやすい
- 体の歪みが生じやすい
- 胃腸に負担がかかりやすい
- 前歯の部分矯正についてよくある質問
- 自分で前歯だけ矯正できる?
- 「部分矯正はおすすめしない」と言われる理由は?
- 部分矯正で前歯2本だけ、4本だけを矯正できる?
- 前歯だけの矯正は費用や期間を抑えられる
- 前歯だけの矯正ができるOh my teeth
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部分矯正とは歯並びを部分的に治す矯正治療です。前歯だけの矯正や、1本だけ歯並びを整えるなど、矯正範囲がせまいのが特徴です。
そのため、すきっ歯・出っ歯・ガタガタの歯並び・矯正後の後戻りなど、「気になる部分」だけを治すことができます。
部分矯正の対象となる範囲や全体矯正との違いを見ていきましょう。
部分矯正できる範囲は犬歯~犬歯の間にある計6本
部分矯正は一般的に、前歯部分になる前から3番目の犬歯~犬歯の間にある計6本、上下で計12本を動かします。この範囲内であれば、2~3本からでも部分矯正できることが多いです。
上の歯だけ矯正できる?デメリットや症例まとめ
部分矯正と全体矯正との違い
歯科矯正は大きく分けて2種類あり、全体矯正と部分矯正があります。
部分矯正と全体矯正との大きな違いは、矯正範囲です。部分矯正は犬歯〜犬歯の計6本を矯正することが多い一方、全体矯正は奥歯から動かすことが可能です。
また動かす範囲が異なるぶん、かかる費用や治療期間も異なります。部分矯正の方が全体矯正と比較すると費用は安く、治療期間は短くなる傾向にあります。
部分矯正の治療費・治療期間の目安に関しては、後ほど詳しく解説しますので参考にしてください。
部分矯正と全体矯正の違いは?どっちがおすすめ?タイプ別診断をチェック
※従来の3分の1:一般的な全体矯正の費用(100万円程度)と比較したマウスピース矯正Oh my teethの部分矯正プラン料金
前歯の部分矯正で適応できる症例はこちらです。
軽度の乱杭歯・叢生
軽度のすきっ歯
軽度の出っ歯
軽度の反対咬合
矯正の後戻り
どの症例も軽度であれば対応ができて、全体矯正をせずに歯並び改善を目指せます。
それぞれの症例の特徴を見てみましょう。
軽度の乱杭歯・叢生
歯が重なり合うように、ガタガタになった状態を「乱杭歯(らんぐいば)」または「叢生(そうせい)」と呼びます。部分矯正では、以下のような軽度の乱杭歯に対応してます。
歯が1~2本だけずれている
隣の歯と重なる歯がある
八重歯が目立つ
実際の症例はこちら
軽度のすきっ歯
軽度のすきっ歯は、部分矯正で改善が期待できます。
歯と歯の間に隙間があり、専門用語で「空隙歯列(くうげきしれつ)」とも呼ばれます。
すきっ歯の原因はさまざまですが、生まれつき歯の本数が本数が少ないことで、すきっ歯になることもあります。
実際の症例はこちら
軽度の出っ歯
軽度の出っ歯は、部分矯正で対応可能です。
出っ歯は正常な位置よりも前に出過ぎている状態で、4mm以上出ていると出っ歯の傾向があります。
奥歯で問題なく食べ物が食べられるような、軽度の出っ歯なら、部分矯正でも適応しているでしょう。
実際の症例はこちら
軽度の反対咬合
反対咬合(はんたいこうごう)とは、下の歯が前に出ている状態で、受け口とも呼ばれます。
反対咬合の症状でも、外見に影響を与えてない軽度なら、部分矯正で治療ができるでしょう。
矯正の後戻り
矯正後の後戻りが起こり、前歯部分の歯並びが少し変化した程度なら、部分矯正での再治療ができます。矯正の後戻りの原因は、リテーナーという保定装置の装着を使わなかったことが挙げられます。
前歯の部分矯正では、すべてが適応できるわけではありません。
部分矯正ではなく、全体矯正が必要になる症例は以下の通りです。
重度の乱杭歯・叢生
骨格的な問題
歯周病や歯根破折
開咬(オープンバイト)
歯並びが部分矯正で適応しない場合は、ワイヤーやマウスピースを使った全体矯正を利用します。
すべての歯並びに対応しているわけではないので、部分矯正では適応できない症例について確認しましょう。
重度の乱杭歯・叢生
重度の「乱杭歯」または「叢生」は、部分矯正で対応できません。歯の重なりが大きかったり、ガタガタした歯が多かったりする場合は、奥歯や噛み合わせを含めて矯正しないといけないため一般的には全体矯正が用いられます。
骨格的な問題
歯並びの乱れだけでなく、骨格的な問題があると部分矯正での改善は難しくなります。たとえば、下の歯が前に出ている受け口が目立つ場合、あごの骨格異常であるケースが少なくありません。あごの位置を修正するために、外科矯正の手術が行われることもあります。
歯周病や歯根破折
重度の歯周病や歯根破折している歯は、矯正で動かすと抜歯のリスクが高くなるので、部分矯正の適応外となります。歯周病は軽度であれば対応可能ですが、重度であると歯周病治療から行います。
歯根破折(しこんはせつ)は、歯の根っこにヒビが入ったり、割れたりする状態です。自然治癒することはないため、矯正の前に治療する必要があります。
開咬(オープンバイト)
開咬(かいこう)とは、前歯に上下方向の隙間ができる歯並びです。歯と歯の間に隙間があり、滑舌にも影響が出やすくなります。口内が乾燥するほど重度の開咬は、部分矯正では対応できない可能性があるでしょう。
部分矯正:できない例・できる人・向かない人【歯科医監修】
部分矯正にかかる費用は、全体矯正の半分程度の費用で受けられる場合が多いです。治療に必要な費用は、ワイヤー矯正は金属製のブラケットを使用すると抑えられますが、ジルコニアやセラミックなどの白いブラケットを使用すると費用は高くなる傾向にあります。詳しくは「部分矯正の値段はいくら?」をご覧ください。
また前歯だけの部分矯正は、動かす範囲が前歯のみと限定されているので、全体矯正と比べて短い期間で完了できます。
部分矯正で前歯を矯正するメリット・デメリットをまとめました。部分矯正を選択する際の参考としてご覧ください。
部分矯正のメリット | 部分矯正のデメリット |
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・値段が安い | ・噛み合わせは改善できない |