logo
料金 症例 クリニック
マウスピース矯正
最終更新日:2025年3月26日

マウスピース矯正で口ゴボを治せるケースと、改善した症例を紹介!費用や期間も実例で解説

疑問に思う女性

結論から言うと、マウスピース矯正で口ゴボの改善は可能です。

ただし、すべての症例に対応できるわけではありません。口ゴボの原因や程度によっては、他の治療法が必要となるケースもあります。

本記事では、「マウスピース矯正で治せる口ゴボ」と「治せない口ゴボ」の違いについて詳しく解説します。

あわせて、実際にマウスピース矯正で改善した症例や治療にかかる費用も紹介しているので、口元や横顔が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

真由美さんアイコン
歯科矯正ブログ編集チーム

木村真由美

Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。

口ゴボとは?

口ゴボセルフチェック

口ゴボとは、横から見たときに口元が前に突き出した状態のことを指す俗称です医学的な用語ではないため明確な基準はありません。

一般的には、鼻先とあごの先端を結んだ「Eライン」より唇が前に出ていると口ゴボだと判断されます。

Eラインは横顔の美しさを決める基準の一つとして用いられるため、口ゴボの場合、見た目のコンプレックスに悩んでいる方も少なくありません。

なお、口ゴボの原因は、遺伝によるものと口呼吸や舌で前歯を押すといった習慣などが挙げられます。

あわせて読みたい

【3分で理解】口ゴボ(くちごぼ)とは!原因・治し方・セルフチェック方法をまるごと解説

マウスピース矯正で治せる口ゴボのケース

マウスピース矯正

「マウスピース矯正で口ゴボは治らない」と言われることもありますが、軽度の口ゴボは改善できる可能性があります。

歯の生え方が原因(出っ歯や受け口など)の場合

前歯が前方に突出していたり、上下の噛み合わせにズレがある場合、口元が前に出て見えることがあります。これは、口ゴボが生じる典型的なケースで、出っ歯や受け口などが該当します。

こうした症例では、マウスピース矯正によって前歯の位置を後ろに下げることで、口元のバランスを整えることが可能です。

特に、軽度の出っ歯や受け口であれば、横顔の印象も大きく改善することが期待できます。

ただし、すべてのケースに対応できるわけではありません。前歯の傾きが強く、歯列全体に大きなズレがある場合は、マウスピース矯正だけでは対応が難しいこともあります。

そのようなときには、ワイヤー矯正など別の治療法の検討が必要です。

抜歯以外の方法で歯を並べるスペースを確保できる場合

抜歯をせずに歯を並べるスペースを確保できる場合は、マウスピース矯正で口ゴボの改善が可能です。

口ゴボを治すには、前に出た歯を後ろに下げるためのスペースが必要になります。従来の矯正では抜歯によってスペースを確保することもありますが、マウスピース矯正は大きな歯の移動を苦手としています。

そのため、抜歯をせずにスペースを作れる軽度の症例であれば、マウスピース矯正でも対応可能です。

例えば、以下のような方法でスペースを確保できるケースであれば、マウスピース矯正でも施術を行えます

  • 歯の側面をわずかに削る「IPR(歯と歯の間を削ってスペースを作る処置)」を行う

  • 奥歯を後方に移動させることで前歯を下げるスペースを確保する

このように、歯を効率良く並べられるスペースを確保できれば、マウスピース矯正でも自然な口元に近づけることができます。

マウスピース矯正で改善した口ゴボの症例

以下はマウスピース矯正Oh my teethで実際に口ゴボが改善した症例です。

口ゴボ 症例データ

出っ歯によって口元が盛り上がっていましたが、前歯を引っ込めたことでスッキリとした口元になっています。

→ Oh my teethの無料適性診断を予約する

マウスピース矯正で治らない口ゴボ

口ゴボの中でも「歯を大きく動かす必要がある」「あごの骨格に問題がある」「鼻やあごの高さ・唇の厚さに問題がある」ケースは、マウスピース矯正では治すのが難しいです。

歯を大きく動かす必要がある場合は「ワイヤー矯正」

ワイヤー矯正

重度の出っ歯や受け口など、抜歯が必要な口ゴボは、マウスピース矯正では治せない可能性があります。そのような症例では、ワイヤー矯正が適応になるケースが多いです。

ただし、マウスピース矯正ブランドの中には、インビザラインやクリアコレクトなど重度の症例に対応できるものもあります。

あごの骨格が問題の場合は「外科的矯正治療」

上あごや上下のあごの骨格から前に出ているような場合は、マウスピース矯正を含め歯科矯正だけでの改善は難しいです。

骨格の改善は、歯科矯正に外科手術を併用する外科的矯正治療が必要=になります。

外科的矯正治療は、あごの骨切りをして骨格から後ろに下げるため、顔つきの変化が見込めます。

鼻やあごの高さ・唇の厚さが問題の場合は「美容整形」

歯並びや骨格には問題なくても、「鼻やあごの高さが足りない」「唇が分厚い」などの要因によって口ゴボに見えているケースもあります。

マウスピース矯正では、鼻やあごの高さを変えることはできません。鼻やあごの高さを変えたい場合は、美容整形でヒアルロン酸やプロテーゼなどを入れて高さを出すのも選択肢の一つです。

ここで紹介した口ゴボの改善方法はあくまで目安です。適切な改善方法を知るには歯科医師の診断を受ける必要があります。

マウスピース矯正で口ゴボを治すための費用と期間

時計と電卓

全体矯正

部分矯正

費用相場

60万〜100万円

10万〜40万円

治療期間の目安

1〜3年程度

2ヶ月〜1年程度

マウスピース矯正による口ゴボの費用相場は10万〜100万円、治療期間は2ヶ月〜3年程度です。

口ゴボを治すための費用と期間は、部分矯正か全体矯正かによって異なります。

部分矯正は歯を動かす範囲が前歯部分に限定されているため、全体矯正と比べて費用と期間を抑えられます。

ただし、部分矯正は嚙み合わせに問題がある場合や、抜歯を必要とする矯正は対応できません。そのため、口ゴボを改善するには全体矯正が適応になるケースが多いです。

→ Oh my teethの無料適性診断を予約する

マウスピース矯正と口ゴボに関するよくある疑問(FAQ)

FAQ

マウスピース矯正と口ゴボに関しては、次のような質問がよくあります。

ワイヤー矯正とどっちが口ゴボの治療に向いている?

どの治療法が適しているかは、口ゴボの状態やライフスタイルによって異なります。

例えば、軽度の口ゴボにはマウスピース矯正が向いていますが、歯並びを大きく整えたい場合や骨格から整えたい場合はワイヤー矯正が検討されます。

また、マウスピースは食事の時や歯磨きの際には取り外しが可能ですが、それ以外の時間は意識的に装着を続けることが必要です。

仮に、装着時間が足りない場合は矯正が失敗することもあるので、自己管理が苦手な人はワイヤー矯正の方が適しているでしょう。

どちらがいいか迷っている場合は、クリニックで口ゴボの状態を見てもらい歯科医師に相談して決めましょう。

あわせて読みたい

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いは?費用やメリット・デメリットも徹底比較!

マウスピース矯正で口ゴボが悪化することもある?

マウスピース矯正によって、まれに口ゴボが悪化してしまうケースがあります。

その主な原因として、抜歯が必要な症例に対して、非抜歯で矯正を進めてしまうことが挙げられます。

歯を並べるスペースが不足しているにもかかわらず、抜歯をせずに歯列を拡大してしまうと、前歯全体が前方に押し出されてしまい、結果的に口ゴボが悪化してしまうのです。

また、歯列拡大の手法として用いられる「拡大床(かくだいしょう)」という装置にも注意が必要です。

拡大床は歯列の横幅を広げる装置ですが、使い方を誤ると歯が無理に外側へ移動し、前歯が前方に倒れるように動いてしまうことがあります。このような歯の動きも、口ゴボが目立つ原因のひとつになります。(詳しくは下記で解説しています)

あわせて読みたい

拡大床の使い方や種類・メリット・デメリットを解説

矯正治療は、見た目の改善だけでなく、骨格や噛み合わせのバランスも含めた総合的な診断が欠かせません。

口ゴボが気になる場合は、抜歯の必要性や骨格との関係をしっかり見極めたうえで、慎重に治療計画を立てることが大切です。

マウスピース矯正開始後の失敗や後悔を防ぐにはどうしたらいい?

マウスピース矯正で後悔しないためには、治療前の準備がとても重要です。

まず、マウスピース矯正の仕組みやメリット・デメリットをしっかり理解しておきましょう。目立ちにくく取り外せる反面、自己管理が必要なため、装着時間を守れないと効果が出にくくなります

また、検査やカウンセリングを丁寧に行い、治療内容をしっかり説明してくれるクリニックを選ぶことも大切です。事前に歯科医師と仕上がりのイメージを共有しておくことで、「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを防げます。

不安がある場合は、1つのクリニックだけで決めず、複数の医院で相談して比較検討するのも良いでしょう。自分に合った治療法を見つけることが、後悔のない矯正につながります。

あなたの口ゴボがマウスピース矯正で治せるか相談してみよう

Oh my teethのカウンセリング中の画像

口元の突出感が気になる「口ゴボ」は、歯並びや噛み合わせが原因であれば、マウスピース矯正で改善できるケースもあります。

ただし、すべての症例に適しているわけではなく、無理にマウスピース矯正を行うと、かえって口ゴボが悪化してしまう可能性もあります。

そのため、治療を始める前に「本当に自分に合った方法かどうか」を見極めることが大切です。

口元のバランスや骨格、歯の状態を正確に把握するためにも、歯科医師による精密な検査と診断を受けることをおすすめします。

「まずは自分の口ゴボがマウスピース矯正で治るかどうかだけでも知りたい」という方には、マウスピース矯正Oh my teethでの無料相談がおすすめです。

専門スタッフによる丁寧な検査とカウンセリングで、あなたに合った治療の選択肢を知ることができます。

まずは一歩踏み出して、理想の口元に近づくきっかけをつかんでみましょう。

マウスピース矯正 Oh my teeth の無料診断を予約する

矯正についてもっと知る

ドクター所属学会(一部)

矯正歯科治療にともなうリスクについて