マウスピース矯正で「チューイー」とは?使い方や噛むと痛いときの対処法をまるごと解説

チューイーとは、マウスピースを歯に密着させるために噛む、シリコン製のチューブのこと。マウスピースが浮かないようにするのを助け、しっかりと矯正力をかけて計画通りに歯が動くよう働きかけます。
しかし、チューイーを噛むと痛みを生じることもあり、使うことに抵抗を抱く方も少なくありません。そこで本記事ではチューイーの正しい使い方や効果、使用しないことのデメリットなどをご紹介。チューイーを噛むと痛いときの対処法などもわかるので、ぜひご覧ください。
目次

マウスピース矯正中に使うチューイーとは、シリコンでできたロール状の補助道具です。
装着したマウスピースは歯から浮くことがあり、矯正をスムーズに進めるためにチューイーを使います。
特にマウスピースを交換した直後は、特に歯から浮きやすいタイミングなので、チューイーを繰り返し噛む必要があります。

マウスピース矯正中にチューイーを使わないと、マウスピースがしっかり歯にはまらず、計画どおりに歯が動かないという点がデメリットです。
チューイーの使用不足によって、計画していた位置にまで歯が進まないと、次のマウスピースに進めません。
「マウスピースの装着時間(1日20時間以上)はしっかり守っているのに、チューイーを使っていないために歯にうまく力がかからず、矯正期間が伸びてしまう」というケースもあります。
計画通りに矯正を終えるためにも、チューイーはしっかり使うようにしてください。

マウスピース矯正でチューイーを使うメリットはこちら。
矯正治療を計画どおりに進められる
代謝があがり歯が動きやすくなる
チューイーを使うことで、マウスピースと歯を密着させて、効率よく歯並びを整えられるのがメリットです。
また噛むことで顎周りの代謝があがり、歯が動きやすい状態を作ることができます。
計画通りにマウスピース矯正を進めたい人は、チューイーを習慣的に噛んでいきましょう。

▼チューイーの使い方
チューイーを持つ
長い辺が歯と垂直になるようにして、上下一本ずつの歯で噛む
(強く噛みすぎるとマウスピースが割れます、ご注意を!)
合計5分ほど、まんべんなく、グッグッグッとマウスピースを押し込んであげるイメージです。
マウスピースを装着したあと、チューイーを口に入れ、上下の歯で噛み切るように噛んでください。
奥歯から前歯にかけて、左右まんべんなく噛みます。歯からマウスピースが浮きやすい部分である前歯は長めに噛むとよいでしょう。
噛み終わったらマウスピースが浮いていないかどうか、鏡でチェックしてください。
チューイーを使うタイミングと時間
マウスピース矯正Oh my teethでは、マウスピースを装着するたびにチューイーを使うことを推奨しています。
以下のようなタイミングで噛み、1日合計30分噛めるようにしましょう。
食事が終わって歯を磨いた後、マウスピースを装着するたびに前歯を中心に5分噛む
上記以外のテレビを見ているときやお風呂に入っているときに噛む
特に新しいマウスピースに交換した際はマウスピースが歯から浮きやすいため、普段以上にしっかり使うようにしましょう。
また、チューイーを噛んでいないときは上の歯と下の歯が触れないよう、リラックスして過ごすようにしてください。
チューイーのお手入れ方法
チューイーは繰り返し利用できます。
ただし、弾力性が落ち、噛み応えがなくなってきたり、チューイーが裂けたりしたら新しいものに交換してください。
使用後は水洗いをし、乾燥させてください。

マウスピース矯正をはじめたばかりのころや、新しいマウスピースに交換したばかりだとチューイを噛んだときに圧迫感や違和感が生じやすいです。
慣れるまでは少し大変かもしれませんが、チューイーを噛むことで矯正効果を高められます。
新しいマウスピースに交換したときの違和感や痛みは、個人差はありますが3日目にはおさまってきます。その期間を超えても痛い場合は歯周病や虫歯などの可能性もあるため、ドクターに相談してみましょう。
マウスピース矯正の痛みについて詳しくは、以下の記事もあわせて参考にしてください。
